【広島の中小企業向けDX】Web解析の週報をGoogle Workspace Studio(AIエージェント)で完全自動化してみた!

「Webサイトの分析データ、見なきゃいけないとは思いつつも難しくて後回しになっている…」
「Googleアナリティクス(GA4)やSearch Consoleを開いても、数字ばかりでどう改善すればいいか分からない…」

お付き合いのある広島の中小企業のWeb担当者様から、このようなご相談をよくいただきます。

データドリブン(データに基づいた)な分析・マーケティングを行いたいものの、専門用語やデータの集計作業に時間を取られ、肝心の「施策の実行」にたどり着けないケースは少なくありません。

そこで今回、組織用のツールであるGoogle Workspace(有料版)内のサービス「Google Workspace Studio」を活用し、Web解析のデータ取得から分析・アドバイスの通知までをAIエージェントで自動化する仕組みを構築してみました!

今回はその実践手順と、実際に作ってみて分かった「中小企業のAI活用の本質」について詳しくお伝えします。

Google Workspace Studio(ワークスペーススタジオ)とは?

「Google Workspace Studio」とは、一言で言うと「ノーコードで作成できるAIエージェント構築ツール」です。

Google Workspace上のさまざまなツール(Gmail、スプレッドシート、Google Chatなど)同士を繋ぎ合わせ、自動で判断・処理を行うAIエージェントを自由に作成できます。

アイデア次第で無限の可能性がありますが、デフォルトでも以下のような活用法が用意されています。

  • メールの内容を解析してタスクを自動生成
  • チャットで届いた問い合わせを分類・自動転送
  • スプレッドシートのデータを定期的に読み込んでレポートを作成

今回はこの仕組みを使い、「GoogleアナリティクスとGoogle Search Consoleのデータを活用し、毎週のWeb改善アドバイスを自動でチャットに届けてもらう仕組み」を作ることにしました。

Web解析週報の自動化エージェントを作る3ステップ

ステップ①:データの自動収集環境づくり(Geminiの活用)

まずはデジタルマーケティングの分析に必要なデータを集めます。

Googleスプレッドシートのアドオン機能を使い、Googleアナリティクス(GA4)とSearch Consoleのデータを定期的に自動取得する設定を行いました。

ここでネックとなったのが、「使いたいアドオンが英語表記のみ」という点です。

以前ならここで諦めてしまうところですが、今なら心強い味方である「Gemini in Chrome」があるから大丈夫です!

あわせて読む:【Chrome新機能】複数タブをAIに共有!「Geminiに相談」で広島のDXを加速

「Gemini in Chrome」に画面を共有しながら、

「ここはどう設定したらいい?」

「こういうデータを集めたいんだけど、どの項目を選べばいい?」

と画面を見せて尋ねることで、Geminiが即座に設定手順を教えてくれました。

さらに「これで自動化の設定はバッチリできてる?」と念押しで確認も行って、無事にデータの自動収集基盤が完成しました。
自動データ取得スプレッドシートができたので、これでWorkspace Studioで取り扱えるデータが揃いました!

ステップ②:Workspace StudioでAIエージェントを設定

分析するい基データとなるスプレッドシートが揃ったら、次はWorkspace Studio側の設定です。

設計した流れは以下の通りです。

  • トリガー(きっかけ): 毎週水曜日の朝8:30になったら実行
  • アクション(何をする): 指定したスプレッドシートの最新データを読み込み、指示内容(プロンプト)に沿ってデータを分析
  • アウトプット(どこに出力する): 分析結果とアドバイスをGoogleチャットで通知

プロンプト(指示文)には、「解析して送ってほしい内容と出力形式」を細かく指定して入力しました。

ステップ③:テスト動作と保存

最後に動作テストを実施し、意図した通りの分析レポートがチャットに届くことを確認して保存します。

これで、毎週水曜日の朝に自動でWeb解析と改善アイデアを届けてくれる「Web解析専属AIエージェント」の完成です!

実践して分かった「AI活用」の真実と重要なポイント

今回、Workspace StudioでAIエージェントを構築してみて改めて痛感したことがあります。

それは、「AIエージェントを作るためには、人間側の深い業務理解が不可欠である」ということです。

今回のような自動分析の仕組みを作るには、以下のような知識が必要になります。

  • 自社の業務フローを理解しているか
  • どのデータ(指標)を見るべきかが分かっているか
  • 専門用語の意味と、マーケティングツールの方針(ゴール)・計画が明確か
  • どう分析すれば次のアクションに繋がるかの知識があるか

実際、『中小企業白書』の調査においても、デジタル化推進で業績にプラスの影響を生み出すには「業務プロセス全体の見直し」や「経営者の積極的な関与」が重要であることが示されています。

Web施策の方針や目的が定まっていなければ、AIに適切な指示を出すための「プロンプト」すら書くことができず、本当の意味での業務効率化は進みません。

つまり、「AIはあくまで強力な補助ツールであり、業務の知恵と知識、そしてビジネスの全体設計ができていて初めて、本当の業務効率化(DX)が実現する」ということです。

逆に言えば、自社の業務やマーケティングを深く理解している人物がAIを使えるようになれば、まさに「鬼に金棒」です!

業務を理解している社員が学び、取り組むことで、「なんだ、こうすればいいじゃん!」と意味のある効率化をどんどん加速させることができるでしょう。

広島のデジタル化・AI活用の一歩を応援します!

今回はGoogle Workspace Studioを活用したWeb解析の自動化事例をご紹介しました。

AIはあくまでツールであるということを、改めて実感した事例でした。

AIツールは日々進化していますが、それをどう業務に組み込み、自社の成果に結びつけるかがDXの鍵となります。

もし今回のような自動化やAI活用を自社でも進めたい!とアイデアをお持ちでしたら、DX学校 広島中央おりづる校へぜひご相談ください。

「ITやデジタルを導入したいけれど、何から始めればよいか分からない」
「自社の業務にAIをどう活かせるのか相談したい」
といった、まだ整理しきれていないお悩みでも大歓迎です!

御社の状況を丁寧に伺いながら、IT導入の支援から社内でIT・AI活用を進めるための人材育成まで、広島の中小企業の皆さまが自走できるDX推進をサポートします

About the author

DX学校広島中央おりづる校

株式会社文華堂 DX推進支援部門として、DX学校広島中央おりづる校でIT導入診断士(講師)をしています。DX学校広島中央おりづる校は、広島地域のITリテラシー向上による地域活性化を目標として、中小企業のデジタル化・ITに関わるサポートを行っています。中小企業の現場で役立つ実践的なIT知識・ITスキルを重視することを重視し、初心者の方や苦手意識のある方もおいて行かないことを信条としています。中小企業に最適な業務システムが網羅されており、IT導入士(初級)講座でも推奨しているGoogle Workspaceを中心にサポートしています。

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