2025年11月19日、Googleから最新AIモデル「Gemini 3(ジェミニ・スリー)」が正式に発表されました。
Googleの公式ブログでは、Gemini 3について「あらゆるアイデアを実現するのに役立つ、最も高性能なモデル」と紹介されており、業界では「あのChatGPT-5を超えている」と大きな話題になっています。
今回のアップデートは多岐にわたりますが、その中で特に私たち中小企業にとって、すぐに活用できる内容についてお伝えします。
今回ご紹介したいのが、「日本語の文字が入った画像」が簡単に作れるようになったことです。
「絵はうまいけど、文字が描けない」は過去の話
これまで画像生成AI(GeminiのNano Banana)を使って、チラシやポスターを作ろうとした方の多くが残念に思っていたことがあります。 それは、「絵は綺麗だけど、文字が謎の言語になる」という問題です。
AIで絵だけ作って、文字は後からPhotoshopやCanvaで入れ直す……。「これじゃあ手間が変わらないから、AIなんて使えないよ」と諦めていた方も多いのではないでしょうか。
しかし、今回発表された新モデル「Nano Banana Pro」は、その課題を解決しました。
比較して見てみましょう。
以前のバージョン(Gemini 2.5)と、最新版(Gemini 3)でそれぞれ生成した画像をご覧ください。
【入力した指示(プロンプト)】
ラーメンを食べるレッサーパンダの画像を作って
美味しそうに食べてて欲しいです
画像の上部に「レッサーパンダラーメン」という文字を入れてください
ポスターのようなイメージです
▼ 以前のバージョン(Gemini 2.5)

文字が意味不明な記号のようになっており、このままではポスターとして使えません。
▼ 最新バージョン(Gemini 3)

いかがでしょうか? しっかりと「レッサーパンダラーメン」と読める日本語が描かれています。しかも、「可愛い印象にしたい」という意図を汲み取り、リアルな写真風ではなくイラスト風に仕上がっています。
さらに「もっとポップなフォントにして」と追加でお願いすれば、書体の雰囲気まで調整してくれるのです。
▼ もっとポップなフォントバージョン(Gemini 3)

これが中小企業の「現場」でどう役立つか?
「画像が作れるのは分かったけど、仕事に関係あるの?」 そう思われるかもしれません。しかし、これができるということは、以下の業務が劇的に変わることを意味します。
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店頭POPやメニュー表が「一瞬」で作れる
「今日の日替わりランチ」や「季節限定セール」の案内。これまで手書きしたり、時間をかけて作っていたものが、AIに指示するだけで完成します。
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外注費の削減
簡単なチラシやSNS用の画像なら、わざわざデザイナーに依頼しなくても、社内で高品質なものが作れるようになります。
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スピード感のある販促
「明日イベントをやりたい!」と思い立ったその瞬間に、集客用の画像を用意できます。
これまでは「専用アプリを使う技術」が必要でしたが、Gemini 3の登場で「日本語で指示するだけ」で、誰でもデザイナーのような仕事ができるようになったのです。
まずは「遊び感覚」で触ってみませんか?
AIによる業務効率化(DX)というと難しく聞こえますが、まずは「ポスター作りが楽になった」というところから始めるのが一番取り組みやすいです。
「自社の商品でポスターを作ったらどうなるんだろう?」 「求人募集の画像も作れるのかな?」
そう感じた方は、ぜひDX学校広島中央おりづる校にお話ししに来てください。 難しい設定や専門用語は抜きにして、「御社の仕事をどう楽にするか」という視点で、最新AIの活用法を楽しくお伝えします。
まずはGemini 3で、御社の未来を描いてみませんか?
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