顧客視点マーケティング!大浦鮮魚店ひな祭りチラシ制作の裏側

先日、ひな祭りのお寿司をいただきました! 可愛らしい手まり寿司で、見た目も味も大満足でした。 実はこのお寿司、大浦鮮魚店さんのもので、この度、縁あってチラシ制作をお手伝いさせていただきました。

社内でも好評で、注文もたくさんいただいていると伺い、とても嬉しいです!

今回は、このチラシを題材に、マーケティングについてお話したいと思います。

こちらが、DX学校広島中央おりづる校運営会社である株式会社文華堂(文華堂は印刷業、チラシ・名刺・印章などが専門です!)で制作させていただいたチラシです。

大浦鮮魚店_ひな祭り2025_彩り手まり寿司

いかがでしょうか? パッと見て、美味しそうですよね!
そして、ひな祭り限定!という特別感も感じられますよね?

実はこのチラシ、デザインだけでなく、 「どんな人に」「どんな風に」見てもらいたいか、 という点までしっかり考えて作られているんです。

販促とマーケティングの違い

さて「販促」と「マーケティング」は、似ているようで全く異なるものです。 販促は、短期的な売上増加を目的とした活動ですが、マーケティングは 自然と売れる仕組み を作ることです。

自然と売れる仕組みとは、顧客視点に立って、商品の価値・価格・利便性・コミュニケーションを最適化し、欲しい人に商品が届く状態を指します。

チラシの役割

では、マーケティングにおけるチラシの役割とは何でしょうか?

チラシは、 アナログ・デジタル両方で活用できる優れた宣伝ツールです。
印刷して配布したり、LINEやメールで送信したりと、様々な方法で顧客にアプローチできます。

視覚的に訴求するデザインで作られたチラシは、詳しく読まなくても内容が伝わるため、非常に効果的です。

チラシで表現するべきこと

自然と売れる仕組みを作るには、 ターゲット を明確にすることが重要です。

具体的には、

  • どんな商品なのか
  • どんな価格なのか
  • どの地域の人に向けて発信するのか
  • どんなイメージで受け取ってもらいたいのか

これらの要素を明確化し、チラシで表現する必要があります。

今回のチラシでは、これらの要素を以下のように表現しました。

  • どんな商品なのか:ひな祭り限定手まり寿司
  • どんな価格なのか:1000円
  • どの地域の人に向けて発信するのか:広島市・東広島市
  • どんなイメージで受け取ってもらいたいのか:新鮮でおいしい

デザインの重要性

チラシのデザインも、マーケティングにおいて重要な要素です。

デザインとは、人が 自然と情報を得やすくする ことです。 チラシをパッと見ただけで、ひな祭り限定のお寿司であること、価格、新鮮でおいしいことが伝わるようにデザインされています。

伝えたい情報の強弱や大小をコントロールし、目に入る情報を整理することで、顧客に重要な情報を効果的に伝えます。

また、情報のグルーピングも大切です。 線やスペースを使って情報をグループ分けすることで、何の情報が書いてあるのかを直感的に理解しやすくなります。

キャッチコピーについて

「春の訪れを祝う大浦鮮魚の彩り手まり寿司 三次産コシヒカリと厳選された海の幸」というキャッチコピーは、鮮魚店ならではの手まり寿司のこだわりポイントを分かりやすく表現しています。

このキャッチコピーは、実は 生成AI の力を借りて作成しました。 私が使用したのは Gemini というGoogleのAIで、50個ほどの案を出力してもらいました。

具体的な手順としては、

  1. まず、自分で考えたキャッチコピーをGeminiに提示し、似たような案を10個ほど出力させます。
  2. 出力された案の中から良いものを選び、その方向性でさらに20個ほど案を出力させます。
  3. 最後に、出力された案の中から良い部分を選び、組み合わせてキャッチコピーを作成します。

このように、AIは サポートツール として活用することができます。 皆さんも、ぜひAIを活用してみて下さい!
出力された案を見ているうちにアイデアもひらめくはずです!

4Cの重要性

マーケティングにおいては、顧客視点に立った 4C(顧客価値・顧客経費・顧客利便性・顧客とのコミュニケーション)が非常に重要です。

ついつい企業視点で物事を考えてしまいがちですが、まずは4Cに立ち返り、商品が顧客にとって最適な形で提供されているかを検討しましょう。

DX学校広島中央おりづる校では、マーケティングの基礎を学べる マーケティング講座 を提供しています。 ご興味のある方は、お気軽にご相談ください!

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